あとがき 会誌部会 部会長 角井 康徳(96期)

この原稿を書いているのは令和8年8月初旬。連日の猛暑が続く中、7月28日に発生した熊本県を震源とする最大震度7の地震の報に接しました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。私が豊浦高校三年生で大学受験を控えていた平成7年1月には阪神・淡路大震災が発生し、受験のため姫路から三宮、さらに大阪方面まで徒歩とバスを乗り継いで移動したことを思い出しました。改めて平穏な日常のありがたさを感じています。

近年は社会情勢の変化も著しく、物価上昇の影響を日常のあらゆる場面で感じるようになりました。同窓会総会運営に関わるさまざまな費用も例外ではありません。同窓会活動や会誌制作を取り巻く環境も年々変化し、限られた条件の中でより良いものを作り続けていく難しさを実感しました。

私たち96期生が豊浦高校を卒業して31年が経ちました。当時はインターネットが社会に広がり始めた変革の時代でした。そして今、私たちはAIによる新たな変革の真っただ中にいます。卒業した頃と同じように、大きな時代の転換点に立ち会っていることに不思議な縁を感じています。

しかし、どれだけ時代が変わっても変わらないものがあります。それは豊浦高校同窓会が脈々と受け継いできた人と人とのつながりです。今年の総会スローガンである「after all, We Love TOYORA(豊浦ってやっぱり好きだ)」という言葉には、その思いが凝縮されているように感じます。卒業して何十年経とうとも、世代や立場が違っても、母校を思う気持ちは同じです。だからこそ同窓会が続き、同窓生同士の縁がつながっていくのだと思います。長い歴史の中で、幾多の先輩方が知恵を出し、力を合わせ、この同窓会と会誌を守り続けてくださいました。その積み重ねがあったからこそ、私たちの代も無事にその役目を果たすことができました。この場を借りて、長年同窓会を支えてこられた諸先輩方に心より感謝申し上げます。

今年の活動を通じて、同窓生同士の絆の強さを改めて感じました。96期の仲間たちをはじめ、多くの先輩方、後輩の皆さんに支えられたからこそ今日を迎えることができました。心より感謝申し上げます。

そして来年以降、この歴史ある同窓会を担っていく後輩の皆さんには大きな期待を寄せています。時代は変わり、活動の形も変わっていくかもしれません。しかし、「豊浦を思う気持ち」だけは変わることなく受け継がれていくことでしょう。新しい発想と若い力で、これからの同窓会をさらに発展させていただければ幸いです。

最後になりますが、本年の会誌は諸事情により例年と比べてボリュームを抑えた構成となりました。楽しみにしてくださっていた皆様には物足りなく感じられる部分もあるかもしれません。この点につきましては何卒ご理解いただければ幸いです。

また、編集にあたりましては細心の注意を払いましたが、至らぬ点や誤字・脱字等がございましたらご容赦ください。本会誌の制作にご協力いただきました執筆者の皆様、ご協賛を賜りました企業・団体ならびに個人の皆様、会誌制作や総会運営にご尽力いただきました同期の仲間たち、そして多くのご指導をいただいた諸先輩方をはじめ関係者の皆様に心より厚く御礼申し上げます。

結びにあたり、豊浦高校同窓生の皆様の今後ますますのご健勝、ご多幸、ご活躍をお祈り申し上げます。

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